Snapでは、市民参加は最も強力な自己表現の1つであると常に信じています。人々の自己表現の手助けをし、また初めて投票を行う有権者たちに広いリーチを持つプラットフォームとして、コミュニティがニュースや世界の出来事に関する正確かつ信頼できる情報にアクセスできるようにすることを優先しています。2024年には、50カ国以上で選挙が行われますが、当社は誤った情報、政治広告、サイバーセキュリティの専門家を含む長年の選挙公正チームを再招集し、来たる選挙に関するすべての動向を監視しています。彼らの重要な仕事に加えて、今年の選挙に対する計画を共有したいと思います。

誤った情報の拡散を防ぐための設計

創業以来、Snapchatは他とは一線を画すソーシャルメディアプラットフォームとして設計されました。Snapchatは、際限の無い、未審査のコンテンツのフィードにはアクセスできませんし、ライブストリームも提供していません。誤った情報に有利なアルゴリズムのプログラムや、グループのおすすめも行いません。代わりに、コンテンツが多くのオーディエンスに広まる前にモデレートし、米国の「ウォール・ストリート・ジャーナル」からフランスの「ル・モンド」、インドの「タイムズ・ナウ」まで、世界中の信頼できるメディアパートナーからのニュースを取り上げています。 

当社のコミュニティガイドラインはすべてのSnapchatアカウントに平等に適用され、選挙の公正性を損なうコンテンツを含む、ディープフェイクのような誤った情報や意図的に誤解を招くコンテンツの拡散を常に禁止しています。Snapchatユーザーが アプリ内の公共コンテンツを表示できる箇所で拡散するコンテンツについては、さらに高い基準を設けています。テクノロジーの進化に伴い、人間による作成であれ、人工知能による作成であれ、すべてのコンテンツフォーマットをカバーするポリシーを更新しました。この種のコンテンツが事前に見つかった場合、または当社に報告された場合、直ちに削除し、Snapchatやその他のプラットフォームでのさらなる拡散を防ぎます。 

長年にわたり、プラットフォームの設計に関するさまざまな決定は、Snapchatがフェイクニュースや陰謀論が横行する場所になることから保護するのに役立っています。例えば、2022年の米国中間選挙の期間中には、当社のチームは世界中で1,000件を超える誤った情報を削除し、通常1時間以内に対策を講じました。当社の目標は、2024年に向けてこのような誤った情報の拡散をできるだけ低く抑えることです。 

政治広告のための追加の保護措置

また、選挙の干渉や誤った情報から保護する、政治広告への独自のアプローチを採用しています。Snapは独立した無党派のファクトチェック組織と協力し、すべての政治広告に対して人間によるレビューを行い、透明性と正確性の基準を満たしていることを確認しています。当社の審査プロセスでは、虚偽の画像やコンテンツを作成など、AIの誤解を招く使用の有無を徹底的にチェックしています。 

広告の掲載にあたっては、当社は広告の掲載者が誰なのかを明確に開示することを要求し、また選挙が行われる国以外の政府や個人、団体による広告費の支払いを許可しません。当社はどの政治広告の掲載が承認され、政治広告ライブラリに保存されたかについて確認できることは、一般市民の皆さまの関心事であると信じています。  

当社は、Snapchatが責任ある、正確、かつ有用なニュースや情報のためのスペースであり続けるよう、引き続き絶えず目を光らせてまいります。また、コミュニティが地方選挙に参加できるような力を与え続けたいと考えており、Snapchatユーザーの投票登録を手助けする計画の詳細を共有するつもりです。