Snap Values

TAKE IT DOWN法を支援してコミュニティの安全を強化

2025年4月8日

誰もが安心してオンライン環境を利用し、自分の画像をコントロールする権利があるのは当然のことです。Snapchatでは、被写体本人の承諾を得ていない個人的な画像(NCII)など、露骨に性的なコンテンツの共有、宣伝、配信を明示的に禁止しています。しかし、法律制定者の支援を得ることで、業界の水準を体系化して強化することが可能になり、この種の危害に対する強力な保護が実現します。そのため、当社はH.R. 633を支援することを誇りに思います。これは、TAKE IT DOWN(ウェブサイトやネットワークにおけるディープフェイク技術拡散の制限により既知の悪用に対処するツール)法としても知られています。

TAKE IT DOWN法により、NCIIやこれに類似する画像を公開することは連邦犯罪となります。また、Snapchatなどのウェブサイトやプラットフォームは、被害者から要請されてから48時間以内に当該画像を削除し、該当する画像のコピーを特定して削除するために合理的な努力を払うことが求められています。この法案は、人々が自分の許可なくプライベートな画像を共有されることがないよう保護するのに役立つだけでなく、同様に有害なAIが生成した性的画像の配信を制限する上で非常に重要なステップです。

Snapでは、コミュニティ、特に若いユーザーの保護を最優先事項にしています。 TAKE IT DOWN法は、悪質な行為者がNCIIや児童性的搾取・虐待画像(CSEAI)をオンラインで配布するのを阻止するという現在進行中の取り組みと並行し、それを強化するものです。当社の取り組みには、以下が含まれます。 

  • 報告への迅速な対応 

年中無休体制のセーフティチームが、ハラスメント的あるいは性的なコンテンツに関する報告に迅速に対応します。これは、Snapchatユーザーがサポートを必要としている際に速やかに対処することを目指すものです。Snapchatアプリ内で簡単に報告することが可能で、Snapchatユーザーは個々のメッセージやストーリー、アカウントを会話から直接報告することができます。また、NCIIやCSEAIを報告する特定のカテゴリーが設定されているため、セーフティーチームがそのような報告に優先的に対処し、迅速に行動することが可能になります。

  • 業界全体のパートナーシップを通じて被害者を支援

当社は、全米行方不明・被搾取児童センター(NCMEC)のTake It Downプログラムに積極的に参画しています。このプログラムでは、未成年者が性的な画像のデジタル「指紋」を作成することが可能ですが、実際の画像を共有する必要はありません。このようなデジタル指紋を使用して、Snapchatで一致するコンテンツを検出し、当社のポリシーに違反するものを削除します。当社はまた、英国のReport Removeなど、未成年者の画像に関する同様のプログラムや、18歳以上向けのプログラムであるStopNCIIにも参画しています。これらはすべて、プラットフォーム全体に性的な画像が拡散するのを防ぐ上で有益です。

  • 有害なコンテンツを検出して削除する高度なテクノロジー 

当社は、PhotoDNAなどの特殊なテクノロジーを使用して既知の違法画像を検出します。また、既知の違法ビデオに対しては、GoogleのCSAIマッチを使用しています。また、Googleが提供するContent Safety APIも使用し、これまでに報告されたりハッシュ化されたりしたことがない違法画像を特定するのに役立てています。

  • 面識のない人物や疑わしいアカウントから10代のユーザーを保護

当社では、増加傾向にあるセクストーション詐欺に対処するために、若いユーザー向けの保護機能を展開しています。この機能は、ユーザーとは面識のない人物にプロフィールを見つけられてメッセージが送られるのを防ぐのに役立ちます。当社は、疑わしいフレンドリクエストについて10代のユーザーに警告するとともに、共通のフレンドがいないアカウントからフレンドリクエストが送信された場合や、詐欺行為が発生した場所でSnapchatにアクセスした履歴があるアカウントの場合、フレンドリクエストが一切送信されないようにします。また、違反者が同じデバイスで新しいアカウントを作成したり、同じメールアドレスや電話番号を使用したりするのを阻止する措置も講じています。 

  • 法執行機関との協力体制 

当社の法執行業務チームは飛躍的な成長を遂げており、政府機関との協力体制が向上してSnapchatユーザーの安全確保が実現しています。当社では、年次の法執行機関サミットを米国で開催しています。また、セクストーションが多数発生している西アフリカなどの国際法執行機関と連携しています。緊急事態が発生した場合、当社は法執行機関からの関連データ開示に関する要請に通常30分以内に対応します。さらに、当社が児童の性的搾取の発生を認識すると、当社が報告を受けた場合あるいは当社が先行して特定した場合のいずれの場合でも、NCMECに当該事例を報告します。報告を受けたNCMECは、必要に応じて国内外の法執行機関と調整を行います。

  • 教育と意識 

当社では、コミュニティを直接的に教育するため、性的リスクや潜在的な危害に関する短いアプリ内動画を、「おすすめ」の「Safety Snapshot」チャンネルで公開しています。トピックには、リベンジポルノ恐喝や、裸の写真を撮影して共有したことによる影響などが含まれます。さらに、保護者や教育者向けのリソースも開発し、10代のユーザーがSnapchatをどのように利用しているのか、10代のユーザーの安全確保に役立つ対策にはどのようなものが存在するのかについて、理解を深めるサポートを提供しています。Snapデジタルウェルビーイング協議会では、10代のユーザーを集めて、学校やコミュニティでの安全なオンライン習慣の推進に取り組んでいます。当社はまた、専門家と協力し、リベンジポルノ恐喝などの犯罪の防止と撲滅を支援する目的で米国国土安全保障省が立ち上げた全米規模の啓発キャンペーンであるKnow2Protectなどのイニシアチブもサポートしています。 

当社の継続的なコミットメント 

当社の取り組みが進んでいることは喜ばしく思いますが、それが決して終わりのない業務である可能性も理解しています。Snapでは、オンライン上の潜在的な危害に関する意識を高め、違反するコンテンツを検出する新技術を開発し、業界のパートナーや政府機関、法執行機関、市民社会、保護者、そして若いユーザー達と協力して取り組み続けていきます。 

TAKE IT DOWN法を支援し、安全への取り組みを継続することで、搾取や虐待を恐れることなく、誰もがオンラインで友人や家族とのつながりを楽しめる未来の実現に向けて邁進してゆきます。 

当社は、すべてのSnapchatユーザーの安全を心から案じています。そして、当社のプラットフォームが悪質な行為者の存在を許さぬ環境であり、真のつながりを維持するための健全な空間となるよう、引き続き全力を尽くします。

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