新しい研究:2023年は親が10代の子供のオンラインアクティビティに慣れるのに苦労しました

2024年2月5日

何世代にもわたって、世界中の保護者や介護者は、子育てはやりがいがあって楽しい一方で、疲れやすくストレスを感じるものであると言ってきました。デジタル時代に入り、その喜びや挑戦は増すばかりです。国際セーファーインターネットデーの今日、2023年に保護者が10代のオンライン活動を常に把握することが難しくなり、10代の若者のオンライン上での責任ある行動に対する保護者の信頼が揺らいでいることを示す新たな調査結果を発表します。この調査は、Snapchatだけでなくすべてのデバイスとプラットフォームで実施されました。

最新の調査結果によると、10代の若者がオンラインで責任ある行動を取ることに対する保護者の信頼は2023年には低下し、「子供がオンラインで責任ある行動を取っていると信じており、積極的に監視する必要性は感じていない」という意見に同意したのは10人中4人(43%)のみでした。これは、2022年の同様の調査結果の49%から6%ポイント低下しています。さらに、未成年の若者(13~17歳)は、オンラインリスクを経験したら保護者や信頼できる大人に助けを求めるだろうと答えた割合が、2022年の64%から59%へと5ポイント減少しました。

親密な画像や際どい画像を10代の若者が閲覧することに対して、保護者は11ポイントも過小評価していました。これは2023年に追加された質問です。また、10代の若者がオンラインリスクにさらされているかどうかを総合的に判断する保護者の能力も低下しました。2022年、10代の若者が報告したデジタルリスクへの暴露とそれを保護者が正確に見抜けたかどうかの差は2ポイントでした。昨年、その差が3ポイントに増えました。

この結果は、Z世代のデジタルウェルビーイングに関するSnapの継続的な調査の一環であり、オーストラリア、フランス、ドイツ、インド、英国、米国の6か国における10代の若者(13~17歳)と若年層(18~24歳)のオンラインでの現状を測定する、毎年恒例のデジタル幸福度指数(DWBI)の第2回目となるものです。また、Snapchatだけでなく、使用するプラットフォームやデバイスにおける10代の若者のオンラインリスクに関する経験について、13歳から19歳までの保護者を対象に調査を行いました。この調査は2023年4月28日から2023年5月23日の間に実施され、3つの年齢層と6つの地域にわたる9,010人の回答者を対象としています

以下は、詳細な調査結果です。

  • Z世代の10代の若者と若年層の78%が、2023年初めにオンラインリスクを経験したと回答し、2022年の76%から2ポイント上昇しました。

  • Z世代の回答者の57%が、過去3か月間に自分または友人が親密な画像や性的画像に関与したことがあると回答しており、その内訳は受け取った(48%)、自分の写真を求められた(44%)、他人の写真や動画を共有・配布した(23%)のいずれかでした。さらに、回答者の33%が、この画像は意図した相手以外にも広まったと回答しています。

  • 保護者の半数(50%)が、10代の若者のオンライン活動を積極的に監視するための最善の方法について分からないと回答しました。

2年目のDWBI

デジタル幸福度指数は、さまざまな感情に関する記述に対する回答者の同意に基づいて、各回答者に0〜100のスコアを割り当てます。その後、個々の回答者のスコアを集計し、国別スコアと6か国平均を算出します。6つの地域で見ても、2023年のDWBIは62で2022年と変わらず、やや平均的な数値でした。6か国別では、保護者の支援の強い文化に支えられたインドが2年連続でDWBI最高値の67を記録し、2022年の68から1ポイント低下しました。オーストラリア、ドイツ、英国、米国は、それぞれ63、60、62、64と、2022年と同じ数値を記録しました。フランスも2022年の60%から59%に1ポイント低下しました。

この指標は、既存の幸福理論のバリエーションであるPERNAモデルを活用しており、1ポジティブな感情(Positive Emotion)、エンゲージメント(Engagement)、人間関係(Relationships)、ネガティブな感情(Negative Emotion)、達成感(Achievement)の5つのカテゴリにわたる20の感情に関する記述で構成されています。Snapchatだけでなく、過去3か月のあらゆるデバイスやアプリでのオンライン体験のすべてを考慮し、回答者は20の記述それぞれに対して、どの程度同意するか登録するよう求められました。たとえば、ポジティブな感情のカテゴリには「誇りに思うことが多かった」や「喜びを感じることが多かった」、達成感には「自分にとって重要なことをする方法を学んだ」などの記述が含まれています。(20のDWBIの感情に関する記述一覧は、こちらのリンクをご覧ください。)

結果から学ぶ

Snapでは、これらやの調査結果やその他の調査結果を、Snapchatのファミリーセンターを含む、製品や機能のデザインと、開発に役立てています。2022年に開始されたファミリーセンターは、10代の若者がSnapchatで誰とメッセージをやり取りしているかを保護者や介護者が把握できるように設計された保護者向けツールです。実際のやり取りの内容は開示されないため、10代の若者のプライバシーは保護されています。

ファミリーセンターの初期バージョンでは、気になるアカウントを保護者に秘密裏に報告したり、コンテンツコントロールを設定したりする機能も提供しました。昨年の時点で、ファミリーセンターを初めて利用したユーザーのために、コンテンツコントロールはデフォルトで「オン」になっています。これは、子どもの安全を擁護する人々からのフィードバックがきっかけでもたらされた変更です。先月、私たちはファミリーセンターの追加機能を発表しましたが、現在、SnapchatのAI搭載チャットボットであるMy AIが10代の若者からのチャットに応答しないようにする機能を保護者に提供しています。また、ファミリーセンターの見つけやすさを全体的に向上させ、10代の若者の安全とプライバシー設定を保護者が見られるようにしました。デフォルトで最も厳しいレベルに設定された保護者は、10代の若者のSnapchatストーリーを誰が閲覧できるか、誰が連絡できるか、Snapマップでフレンドとの位置情報共有の設定がどうなっているかを確認することができます。

米国を拠点とする10代の若者:新しいデジタル・ウェルビーイング協議会に応募

現在進行中の調査を活性化させるために、先月、米国の10代の若者を対象とした試験的プログラムである第1回デジタル・ウェルビーイング協議会の募集を開始しました。13歳から16歳までの約15人の若者の多様なグループで構成される協議会を発足させます。私たちは、互いの意見に耳を傾け、そこから学び、Snapchatやテクノロジーエコシステム全体を、より安全で、健全で、創造性や親しい友人同士のつながりにとってよりポジティブな環境にしていきたいと考えています。応募は3月22日まで受け付けており、選ばれた候補者には今春、協議会でのポストを与えます。

このプログラムでは、毎月の電話会議、プロジェクト作業、グローバルな安全諮問委員会との連携、初年度は対面でのサミット、2年目は10代の若者の知識と学習を紹介する、より一般的なイベントを開催します。応募手続きの詳細については、こちらの投稿をご覧いただき、こちらからご応募ください。

このパイロットティーンエイジャーの協議会を設立し、セーファーインターネットデー2025を迎えることを楽しみにしています!開催までの間は、SIDに参加することをお勧めします!

— Jacqueline Beauchere、プラットフォーム安全性グローバルヘッド

デジタル・ウェルビーイングの調査は、Z世代がオンラインリスクにさらされていること、彼らの人間現関係、過去数か月にわたるオンライン活動についての彼らの考えについて、調査結果を得ています。。1つのブログ投稿で共有しきれないほど、研究に多くのものがあります。デジタル幸福度指数と調査の詳細については、ウェブサイト、更新済みの解説全調査結果、次の6か国のインフォグラフィックをご覧ください:オーストラリアフランスドイツインド英国米国

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1 既存の研究理論はPERMAモデルであり、ポジティブな感情(P: Positive Emotion)、エンゲージメント(E: Engagement)、人間関係(R: Relationships)、意味(M: Meaning)、達成(A: Accomplishment)に分類されます。