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第3回全国フェンタニル啓発デーによせて

2024年5月7日

Snapでは、偽造錠剤を含む違法薬物の取引を試みる犯罪者が当社のサービスを悪用するのを防ぐことに常に取り組んでいます。本日、当社は第3回全国フェンタニル啓発デーを記念して、公衆衛生の専門家や警察、保護者や家族の会など、この問題に取り組む方々と共に活動することを光栄に思います。

この日を迎えるにあたり、当社は、この壊滅的で差し迫った公衆衛生危機に対処するために、当社が実施している継続的な取り組みに関する最新情報を、コミュニティの皆様にお届けしたいと思っております。

テクノロジーとプラットフォームの安全性

Snapchatは、対面での会話や電話での対話と同様のプライベートなコミュニケーションを実現することで、ユーザーの皆様にとって実生活で親しい人々を身近な存在とするために設計されたアプリです。デフォルトではメッセージは削除されますが、違法または攻撃的なコンテンツを当社が積極的に検出、またはコンテンツが当社に報告されたために措置を講じる場合、そのコンテンツは長期間にわたり保持されます。当社は、高度な技術の使用などを実施して、当社のプラットフォームを運用しようとする薬物の密売者の排除に向けて長年にわたって取り組んでおります。

  • 積極的な検出ツール:当社は、密売者のアカウントを積極的に見つけ出し、閉鎖するのに役立つ技術の導入や定期的な改善を行っています。当社の最先端のモデルは、検出された違法薬物に関する活動のうち約94%を積極的に特定するのに役立ち、当該コンテンツが当社に報告される前に削除することが可能になります。 

  • 報告への迅速な対応:当社のトラスト&セーフティチームは、薬物関連のコンテンツに関する報告に24時間体制で対応し、可能な限り迅速に対応しています。当社の最新の透明性レポートによると、当社のチームは薬物関連の報告に通常1時間以内に対応しております。 

  • 検索ブロック:当社は、薬物関連のあらゆる用語の検索結果をブロックし、フェンタニルの危険性に関する専門家からの情報にSnapchatユーザーをリダイレクトしています。 

  • 他のプラットフォームとの調整:薬物密売者が意思疎通を図るためにあらゆるサービスを利用していることを踏まえて、当社は専門家や他のテクノロジー企業と協力して薬物関連のコンテンツや活動のパターンや兆候を共有しており、結果として薬物関連のコンテンツや密売者のアカウントの発見と削除に向けた当社の積極的な検出の取り組みが改善されています。 

法執行機関との協調

当社の法執行部門は、法執行機関からの照会に迅速に対応しており、犯罪者を裁きにかけるために協力することに専念しています。当社は法執行機関との強力な関係を維持し、当社のプラットフォームにおける違法行為に関して当該機関が迅速かつ適切に対応できるようにしています。当社の主な優先事項には、以下が含まれます。

  • 担当部門の拡大:法執行部門は、過去5年間で200%以上(2020年以降は約80%)拡大しています。当社は通常、有効な法的要請には2~3週間以内に、緊急の開示要請には30分以内に対応しております。 

  • 積極的なエスカレーション:人命に対する差し迫った脅威があると当社が判断する状況においては、当社は事例を積極的に法執行機関にエスカレーションします。また、当社のコミュニティガイドラインの薬物に関する違反行為でアカウントを閉鎖した後、法執行機関が追跡調査を希望する場合は、違反したコンテンツの長期間保持も実施します。

  • 法案の支持:さらに、当社は、フェンタニルに対抗するためにSNS運営会社と法執行機関との協力関係を強化する道を開くことを目的とした、超党派的な法律であるクーパー・デイビス法の制定に関し、上院議員らと協力しました。 

フェンタニル危機の認識を教育を通じて啓発

当社は、フェンタニルの危険性について、Snapchatユーザーおよび一般の人々を教育することに尽力しております。過去2年間にわたり、当社は偽造錠剤の危険性に関して警告したり、Snapchatユーザーを信頼できる専門家による情報に誘導したりする、アプリ内教育ビデオやニュースコンテンツの認知拡大を実施してきました。これは継続的な取り組みであり、以下の内容を実施しています。

  • Snapchatユーザーの意識を高めるアプリ内コンテンツ:当社は、フェンタニル啓発の主要団体であるSong for Charlieと提携してPSAを運営しており、当社オリジナルのニュース番組であるグッドラックアメリカで特別シリーズを放送しました。フェンタニル啓発デーにちなんでリリースされたSong for Charlieの創設者であるエド・ターナン氏との新着インタビューは、こちらからご覧いただけます。

  • 専用のアプリ内教育ポータル:当社はまた、Snapchatユーザーが薬物関連のコンテンツやフェンタニル危機に関連する様々な用語を検索しようとすると、専門家による教育的コンテンツがユーザーに表示される、アプリ内ツールのHeads Upも立ち上げました。 当社がパートナーシップを組む専門家には、疾病管理予防センター(CDC)、薬物乱用・精神衛生管理庁(SAMHSA)、米国コミュニティ反薬物連合(CADCA)、Shatterproof、Truth Initiative、SAFE Projectなどがあります。

  • 広告協議会との協力:当社は、フェンタニルの危険性に関する前例のない全国的な啓発キャンペーンを展開するために、広告協議会への協力を数年前に開始しました。現在、このキャンペーンには他の大手テクノロジープラットフォームも参加しており、保護者や10代の若者がいる場所にリーチすることに焦点を当てています。 

Snapchatコミュニティを安全にご利用いただくためのサポートをすることは、当社の最優先事項です。当社はこれからも一層、課題に取り組んでまいります。そして、当社のプラットフォームを利用した薬物販売を撲滅し、フェンタニル危機の壊滅的な影響に対する認識を高めるために、保護者の皆様や政府、他社のプラットフォーム、専門家と協力して積極的に取り組みを続けていく所存です。

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