Snapchatユーザーにフェンタニルの危険性を啓発

2021年7月19日

先週、米疾病管理予防センター(CDC)は、米国の薬物過剰摂取による死亡数が最高記録に急増したことを示す 新しいデータ を公開しました。2020年には30%以上増加しましたが、この急増は致命薬であるフェンタニルの流行に新型コロナウイルス(COVID-19)の流行からのストレス要素が重な原因になっていたとわかりました。
フェンタニルの危険性について若い人々を教育することに焦点を当てた全国組織 Song for Charlie によると、これらの死の多くは正当な処方薬として服用した一錠の錠剤が、実際にはフェンタニルを含有する偽造薬であったことが原因です。そして、しばしばザナックスやパーコセットなどの処方薬を試す若者は特に影響を受けやすいのです。
私たちがSong for Charlieと今年初めに協力を開始したのは、フェンタニルの流行についてより良く理解するとともに、当社や他のハイテク企業が違いを生みための方法を特定するためです。今日、Song for Charlieは新しい全国的な公開啓発キャンペーンを 立ち上げ て、テクノロジープラット上で若者に訴求し、フェンタニルが混じった偽の処方薬の隠された危険性について教育しています。当社はSong for Charlieとパートナーシップを組んで、Snapchatコミュニティに自分自身や愛する人たちを守る方法を知らせていることについて感謝しています。
この取り組みの一環として、社内のニュース番組「Good Luck America」ではフェンタニルの流行について特別なエピソードで、Song for Charlieの創設者、Ed Ternan氏とのインタビューを取り上げました。同氏は22歳だった息子のCharlieを偽の処方薬を服用したために悲劇的に失いました。このエピソード全体を以下または当社のディスカバーコンテンツプラットフォームでご覧いただけます。
さらに、SnapchatユーザーはSong for Charlieが作成したPSAをディスカバープラットフォームで見ることができ、フェンタニルの危険性に関する重要な事実を知らせる 新しい拡張現実(AR)レンズ を使用することもできます。レンズはさらなる情報へのリンクでもあるため、親しい友達に教え、知らせることや、「No Random Pills(未知の錠剤を服用しない)」と誓約することを奨励しています。この初回の立ち上げは、Song for CharlieとSnapの間の持続的なパートナーシップの皮切りであり、今後はアプリ内教育や一般の啓もう活動が盛り込まれます。
意識を向上することに取り組む中、Snapchat上での薬物関連の活動に対してより良く防止、検出、戦うための作業を強化することも進めています。当社のガイドラインでは違法な薬物の販売や促進を禁止しており、この種のコンテンツについて積極的に検出しているほか、当社が報告を受けた場合にはトラスト&セーフティチームが迅速に措置を講じています。
薬物関連の文言(スラングを含む)をユーザーネームやSnapchat上で検索可能な文言からブロックするとともに、こうしたブロックリストを第三者の専門家と密接に連携して最新の言語とともに定期的に監査しています。また、機械学習ツールを継続的に更新して、薬物関連の画像、言葉、絵文字、他の薬物関連アカウントの指標となる可能性のあるものを識別しています。また、薬物取引を検出、停止する他の機能もあります。
私たちは、コミュニティが自分自身やその友達を守ることを助けるための役割を継続的に果たすことにコミットしています。また、薬物ディーラーや薬物関連のコンテンツとオンラインで戦うための機能を常に向上させていきます。
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